※この記事は、個人の体験談で、カミングアウトを推奨するものではありません。また表現の中に、マイノリティであることや、カミングアウトについて悩んだ経験が書かれています。ご注意ください。
また、文章を書くのに慣れていないため、読みづらいと思います。
母へのカミングアウト
カミングアウトをしようと決めた理由
私の家族は母と妹の3人家族で、まあ仲は良かったのですが、自分のセクシャリティーのことは一切話したことがありませんでした。
大学生の頃、妹に、『私の夢は、Y姉ちゃんの彼氏と3人で一緒に遊んだりすること』と言われたことがあり、妹の願いを叶えたいという気持ちもあり、
恋愛感情はまったくもってないけど、優しくておもしろくて趣味もあって、友達として普通に好き、みたいな人とお付き合いしたこともありました。
当時、付き合ってみたらちゃんと好きになれるのかもしれない、と期待もありました。
でも、やっぱりお付き合いするとなるとかなり苦痛で、すぐに別れてしまいました。
何で別れたいのか?と聞かれても、本当の理由が言えないことも苦しいし、そして相手のことも傷つけてしまったのだなというのも苦しいし、その頃色々な気持ちが混じってしまって、苦しさが頂点に達していたのだと思います。
もう1人で抱えていることが難しくなってしまい、母親にカミングアウトすることにしました。
母の予想外の反応に嗚咽しながら泣いた思い出
私と母
全然何でもない日の夕方。
家に母と私しかいない時間。
確か2人でテレビを見ていた、本当に何でもない日、何でもないタイミングだったと思います。
『あのさ、びっくりするだろうけど、言ってないことがあるから話していい?』
『うん。何?』
みたいな感じで切り出した気が。(私はこの後、友達にカミングアウトするとき、ちょっとでもショックを和らげるために、今からとんでもないことを話すから、覚悟してね!たぶん今までで一番びっくりすると思うよ!いいね!聞く覚悟できた?って念を押してから話していました。今は、全然そんなことせず普通に話しますが。)
実は自分の恋愛対象が女性であること、今までよく家に来ていた女の子はお付き合いしていた彼女だったこと、など、ゆっくり話しました。
その時は苦しさでいっぱいいっぱいで、母がどんな反応をするかどうかなど、事前に予想することも、母を配慮するような伝え方もできていませんでした。
母は、
『そっか。一人で悩んでたんやね。早く気づいてあげられなくてごめんね。』
と、私を抱きしめてくれました。
思春期からその時まで、かなり反抗期をこじらせていて、小さな子どもの頃以来抱きしめられびっくりしましたが、
話すことができて、これでもう一人で抱え込まなくていいんだな。という安堵感で、嗚咽がでるほど泣いてしまいました。
その後の母との関係
カミングアウトをしてからは、彼女と母と一緒にどこかに出かけたりするようになりました。
また、母へのカミングアウトをきっかけに、自分の本当の姿を人に話しても、大丈夫なのかもしれない、と自信がつきました。
彼女(Mちゃん)が私の地元へ初めて訪れた際に、母、妹夫婦と。この後みんな結構楽しくなって、みんなでおいしいアイスクリームを食べにいきました。