マイノリティであることは、
不自由なこともたまにある。
でも自然に、堂々と、
笑って、暮らしていこう。
CONCEPT
13歳年の差の私たち。
生まれ育った場所も、
性格も、得意なことも違う。
そして世の中では
マイノリティな同性カップル。
だから時々、
大変だなと思うこともあった。
でも今、私たちは幸せに暮らしている。
自分たちの気持ちに正直に、堂々と
生きることができている(気がする)。
そんな私たちのこれまで、
今、そしてこれからの、くらし。
そして私たちが出会えた人たちのはなし。
私たちと色んな人の経験が、
誰かの力に少しでもなればと思い、
このサイトをはじめました。
ふたりと犬のプロフィール
PROFILE
Mちゃん |
Yちゃん |
|
年齢 | アラフィフ | アラフォー |
仕事 | 会社員 (メディア系) |
フリーランス (web系) |
出身・ 生活圏 |
愛知生まれ。 仕事で東京2年。 大阪1年。 |
福岡生まれ。 東京9年。 愛知4年。 |
保有 資格 |
キャリアコンサルタント(国家資格) Global Career Development Facilitator(GCDF-JP) |
行政書士、ファイナンシャルプランナー2級、宅地建物取引士 (全部趣味。仕事とはあまり関係ありません。) |
身長 | 156cm | 167cm |
趣味 | 犬、植物、食とお酒、ことば、お昼寝etc | 銭湯巡り、海外旅行、ジブリ、映画、写真etc |
性格 | 温和なため仏と言われることもあるが、 実は情熱家。全身が燃えたぎっていることも。 | 外交的なようで、案外人見知りな一面も。決断力と行動力がある。直観派。 |
16性格 タイプ |
ENFP (広報運動家) |
INFJ (提唱者) |
ひと こと |
悩むこともあった私たちの経験や日常生活の発信が、誰かの力に少しでもなりますように。 | 誰かのお役に立てるようなサイトにしていけたらと思います。 よろしくお願いします。 |
C君
11歳のミックス犬。
3.4kgの小心者。お散歩大好き。
わたしたちのヒストリー
HISTORY
この「ふたりとくらし。」をはじめる2022年3月。
私たちの付き合いは、7年8か月になります。
この間に、ふたりでも、個人でも、
様々な挑戦や経験をしてきました。
- 251㎞の遠距離を経て13歳年の差で同棲開始
- お互いの友人&家族にカミングアウト済、2020年公正証書作成
- 会社にパートナーシップ申請(M)福利厚生利用
- Mの転勤により7年で3度の引越し経験、自宅マンション購入
- コロナ前は年に1〜2度の海外旅行、国内旅行多数経験
- 独立して7年Web中心、映像の仕事も(Y)
- 独学で2つの国家資格合格(Y)
- 10か月で13kgのダイエット成功(M)
- 小心者な11歳のシニア犬(持病持ち)を共同で養育中
- そして今、ふたりで未来への備えと新しい希望の種を準備中
詳しいことは、これから「わたしたちの経験談」に少しずつUPしていけたらと思いますが、
最初に、私たちふたりが辿ってきた日々の一部を紹介します。
出会い
2014
アプリ・SNSからはじまって、251㎞の遠距離をスタート。
私たちの出会いは、LBTsの人たち向けアプリ。
そこで知り合ってSNSでやり取りをするように。
共通の友人がいたこともあって、安心感があり。
何よりすごく気が合って、怒涛のLINE交換がはじまりました。
そして忘れもしない初対面の日。
待ち合わせの場所は、東京駅八重洲北口の改札。
今でも思い出すと、どきどきして呼吸が変になる・・・。
新幹線を降り、改札を出ると、そこには緊張した面持ちのYちゃんがいました。
とても身長が高くて、荷物をさりげなく持ってくれるような優しい人。
思っていたより無口で(緊張のせいかな)。
東京滞在では、鎌倉に行ったり、美術館に行ったり。
とても楽しい時間を過ごして。
初鎌倉デート。はしゃぐY。この後、Mが泥酔することをまだ知らない。
7月7日。
七夕に、私たちはお付き合いすることになりました。
13歳の年の差だけど、そんなギャップを全然感じさせないYちゃん。
私もせめて努力せねば、と思い、10か月で13㎏のダイエットに成功したのは、かなりの後日談ですw
Mちゃん、初対面の日、張り切って美容院に行ってたの知ってるよ!
同棲生活
2015~2019
Yちゃんの決断力と行動力。1年経たないうちに、同棲スタート。
それから暫く東京と愛知を行ったり来たり。
でも、やっぱり遠距離はさみしかった。
そんな時、
当時WEB系の会社でハードに働いていたYちゃんが、思いがけない決断をしてくれました。
「私、愛知で暮らそうか。その方がMちゃんも安心だよね」。
29歳のYちゃん、前職の知識をいかし独立。
そして、愛知での同棲生活がはじまりました。
送別会をしてもらった(準備してくれたみんなへ。その節は本当にありがとうございました。今でも人生で一番くらい嬉しい出来事でした。)次の日、愛知へ。それにしてもすごい荷物で笑える。
Yちゃんの仕事が少しずつ軌道に乗り、気がつけば、繁忙期はノーメイクで互いの仕事部屋に籠り。
日々の癒しは、愛犬C君の存在と、ご褒美の海外旅行、国内旅行でした。
まいにち、近所の桜並木をC君と散歩して、時々ふたり、飛行機で海を渡りました。
海外は、フィンランド、エストニア、ドイツ、ハンガリー、オーストリア、ベトナム、台湾etc…
サウナの本場フィンランドでは、水着で入浴した後、海へダイブ。北欧、また行きたいな。
ケルン(ドイツ)のプライドパレードに遭遇した時は、鳥肌が立ちました。
ケルンでは色んな人に親切にしてもらいました。
どんなに大変なことがあっても、一緒にいれば笑顔になれる存在。
この5年間で私たちの絆は、かなり強固なものになった気がします。
でもさYちゃん、最初はボクのこと、怖かったらしいよ笑
ふうふ、へ
2020~2021
再び東京へ。公正証書をつくり、結婚指輪も。
2020年春。
私が志望していた本社ポジションへ異動になり、東京へふたりと一匹で引っ越すことに。
40歳を越えた私にとって初めての東京暮らしだったけど、元々東京に住んでいたYちゃんと一緒だったので、
かなり安心でした。ほんとに。
そして、7年目を迎える夏に向け、私たちはある決断をしました。
それは「公正証書」の作成です。
詳しいことはまた別でお話できればと思いますが、私たちが「ふうふ」として生きていくために、
必要になることを専門家に相談し用意したのです。
2020年7月7日。
二人で選んだ結婚指輪をして、目黒駅近くの公正役場で、
公正証書を読みあったあの日のことは、たぶん、一生忘れないだろうな。
結婚指輪。お店の人にもとてもよくして頂きました。
公証役場で公正証書にサインをするMちゃん。
私の会社では、
同性パートナーを「家族」として認めているため、Yちゃんを、パートナーとして会社に申請することもできました。
お互いの家族にも、改めて紹介をしあって。
私はYちゃんの親戚へのご挨拶で九州にも飛びました。
(方言で何を言っているか分からない場面もあったけど、私たちを囲み会食をしてくださって。結婚祝いまで頂いてしまいました。)
むかし突然のカミングアウトで、苦しませてしまった私の親も、私たちのことを、心から喜んでくれました。
遠く離れて暮らす妹からも、あたたかいお祝いが届きました。
こうして私たちは、
「ふうふ」になりました。
東京生活の途中からはコロナが蔓延してしまい、友達に会ったりもできず、行きたい場所へも行けず。
私の仕事も完全にリモートになり、悶々とすることもあったけど。
Yちゃんは将来に備え、ある国家資格に、
独学でストレート合格するというなかなかの決断力と行動力を発揮しました。
振り返ると、
東京生活の2年間は、
大変なこともあったけれど、
私たちの未来が、大きくひらけた大切な時間になりました。
いつも散歩していた林試の森公園。桜、きれいだったね。
公園には、ボクよりずっと大きい犬たちがいっぱい散歩していて、怖かったなw
そして今。
2022~
わたしたちだからできること。
ふたりで、はじめてみよう。
私の家族の事情もあり、私たちは再び愛知に戻りました。
二人で決めた見晴らしのよいマンションを購入し、もうすぐ1年になります。
家具も二人でお気に入りのものを少しずつ揃えています。
最近は、ふたりの未来のために、新たに、いろんなことを準備しはじめました。
マイノリティだからぶつかる壁に、悔しい思いをすることは、いまだにあります。
「でも私たち、いつも笑って、楽しく生きていきたいね」。
そんなことをふたりで話しているときに、Yちゃんが提案してくれたのがこの「ふたりとくらし。」です。
出会いから、同棲。そして“ふうふ”へ。
悔しい思いも、うれしい思いも。
色んなことがあった私たちだからこそ、発信できることが、もしかしたらあるのかもしれない。
2022.01.01 家族写真
世の中の「マイノリティな同性カップル(ふうふ)」や、これから彼女、パートナーと出会う人に
私たちの経験が、少しでも役に立てるなら。
また私たちと同じような経験や、
違う経験をされてきたマイノリティの方の話が、
誰かのこれからのヒントに繋がれば。
そして時々、誰かの暮らしを、ちょっぴり楽しくするような情報発信ができたら。
「Mちゃん、昔から“ことば”が好きだったよね。
自分で書いてみるのもいいんじゃない?
私、デザインと写真やるし、一緒にやろうよ」。
「そうだね、いいかもしれないね」
と私がふんわり言ったその数日後。
Yちゃんは、ドメインを用意してくれていました。
https://futari-to-kurashi.com/
2022.3.26 OPEN
「ふたりとくらし。」の運営を、
ふたりで少しずつ、
はじめていこうと思います。
私たちのペースで。
これからもいろんなところへ出かけて。
沢山の人、モノ、コトに出会い、
感謝しながら。
これからも3人で楽しく暮らそうね。