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お腹と、心が満たされる港町
前回「ふたりのお出かけ」でご紹介した「日間賀島(ひまかじま)」。
今回ご紹介するのは、その日間賀島と篠島への定期船が出ている「師崎(もろざき)」。
もしかしたら、定期船に乗船するために経由する場所、というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、私たちはこの知多半島最南端の街「師崎」へ一泊二日、美味しい海の幸を食べ、港町を愛犬Cくんとともに散策することを目的にお邪魔しました。訪ねたのはゴールデンウイーク。
本格的に暑くなる前に、Cくんが大好きな海へ家族で行けたらと思っての旅でした。
今回の旅も犬にやさしい「宿」にお世話になり、とても温かい街の人と出会うことができました。離島に行くのもおススメなのですが、もしお時間があれば、南知多の素敵な街へ、ぜひ訪ねてみてください。
愛犬と一緒に歩ける場所もたくさんありますよ。
離島への経由だけじゃもったいない。
新鮮な海の幸と、温かい人々に出会える街へ。
師崎ってどんなところ?アクセスは?
師崎は、知多半島の最南端に位置する港町。
伊勢湾と三河湾が交差する場所に位置し、古くから漁業が盛んで、新鮮な海の幸が水揚げされています。
南知多の海の玄関口ともいわれている場所だけあって、日間賀島や篠島といった離島へ向かう方の姿も数多く見かけます。
名古屋からは電車とバスで約1時間半。車だと1時間ほど。私たちは、公共交通機関で移動をすることにしました。名古屋駅から名鉄特急に乗車。
いつものように車内でおとなしくしてくれるCくんの犬用バックと、二人分の荷物を詰め込んだスーツケースを手に「名鉄・河和駅」までまずは向かいます。
「河和駅」からは地元の方々が乗るバスに乗り、途中、海沿いの道から、広い海を眺めながら、「師崎港」をめざしました。
道中は、のんびりとした風景にとても癒されました。
※私たちが乗ったのは知多バスですが、海っ子バスというかわいい名前のコミュニティバスも走っていました。
*師崎紹介南知多町観光スポット »
師崎 | ふらっと南知多 (minamichita-kk.com)
おススメ師崎探訪スポット
師崎を旅する前に決めていたのは、以下の旅程でした(とてもざっくりですが)。
<一日目>
- 観光船フェリー乗り場にある「味里」というご飯屋さん
→ここで「大あさり」などの魚介でビールしたい、というのが密かな願い(私Mの)でした。 - 羽豆岬展望台とその周辺の散策
→展望台から海を眺めたら気持ちいいだろうなぁと妄想していました。
<二日目>
- 師崎漁港朝市
→実家と自分たちへのお土産(新鮮な海の幸!)を仕入れたいと企んでいました。
出鼻をくじかれた気持ちになったのですが、売店でおやつタイムを取ることに切り替え、展望台をゆっくり目指すことにしました。(結果とてもいい景色を見ることができ、「味里」さんにも翌日お邪魔することができました。)
※味里さんは不定休のようなので、行かれる際は電話で確認されるとよいと思います(下記記事に連絡先等掲載しますね)。
ここでは初日と二日目、それぞれに探訪した師崎スポットをご紹介しようと思います。
【初日:展望台やロマンスロードをお散歩】
初日は、まず宿泊先へ荷物を先に預け、そこから観光船・フェリー乗り場近くの「羽豆岬」周辺をお散歩しました。
※13時頃に師崎に着いて、宿のチェックイン15時までの約2時間弱、休憩しながらゆっくりのお散歩です。お散歩で寄った場所は下記の場所です。
羽豆神社
師崎港観光センターからすぐそばに大きな鳥居があり、そこから目の前の三河湾と伊勢湾が見渡せます。
「恋の成就」の願いを叶えてくれる恋愛のパワースポットと言われている羽豆神社。
この神社がある「羽豆岬」は、SKE48の楽曲にもなっているそうです。
※プロモーションビデオもここで撮影し、それを機に設置されたという歌碑もあります。私たちは愛犬Cくんと一緒だったので、参拝はできませんでしたが、下記にご紹介する「恋のロマンスロード」の散策をしました。
*羽豆神社
羽豆神社 – 師崎の神社 (business.site)
恋のロマンスロードと羽豆岬展望台
「うばめがし」という樹木が800メートルにわたって続く遊歩道。
そこを少しだけ歩いて、羽豆岬展望台にも行きました。
展望台は比較的新しくて、らせん階段を上がると、恋人同士が座れるようなベンチがひとつだけ置いてありました。
こじんまりとはしているのですが、頑張って登りきると、360度視界が開け、絶景が広がります。
日間賀島や篠島などの離島はもちろん、天気がよい時には富士山も見えるんだそうです。
*羽豆岬
羽豆岬 | 愛知県観光協会の公式サイト【あいち観光ナビ】 (aichinavi.jp)
【二日目:豊泉寺~師崎漁港朝市、味里さんでご飯】
二日目は師崎漁港の朝市に行くことは決めていたのですが、宿泊した宿に置いてあった「師崎探訪マップ」を見ていたら、途中に「豊泉寺」というパワースポットへ寄れることが分かりお詣りしてから朝市へ向かうことにしました。
そこでとても素敵な体験をしたので、そちらも含めて二日目をご紹介します。
豊泉寺
探訪マップには無人寺と書かれていたのですが、実際にお邪魔すると、地元のおじいさんとおばあさんたちが数名集ってみえました。
この神社は昔から、病気や失せ物などの願い事を紙に書いて貼ると願い事が叶うといわれているそう。
私はCくんの病と父の病についてお願いしようと思っていたので、どうしたらよいものかドキドキしながら様子を伺っていると、近くにいたおじいさんが声をかけてくださいました。
そしてとても親切に願い事の書き方などを教えてくださいました。
また、外にいらしたおばさま達にも笑顔でご挨拶いただきました。お邪魔させていだだき本当にありがとうございました!
願い事は叶ったら、お礼参りの時に、願い事を書いた紙の上に、叶ったことを報告する紙を重ねて貼るしきたりだそうです。
またお寺のパワーストーンも教えてくださいました。
なんでも、身体の悪いところ(腰が痛いなら腰など)をその石で摩ると治るそうで、漁師さんをはじめ地元の方々の身体を守ってみえるそうです。
私たちも、それぞれ自分の身体の気になるところを摩らせてもらいました。
とても穏やかな時間が流れていて、同時に、とても神聖な感じのする場所でした。
また訪れたい場所です。
師崎漁港朝市
近海で捕れた鮮魚貝類、青果物や地元で製造された小女子・ちりめん・干物やお惣菜など色々と販売されている朝市で、市場の中には、沢山の店舗が入っていました。
最近「しらす漁」があったばかりとのこと。
新物が手に入る嬉しいチャンスだったので、私たちは、大き目サイズのものと、小さ目サイズの2種類を購入しました。
他にも、実家にふぐの干物などを購入することができました。特に「しらす」はとてもお値打ちで、なかなかスーパーでは見ない大きさのしらすに、小さなタコやカニが混じっていたりして、市場ならではの品だなぁと嬉しくなりました。
※ペットは入れないので、私たちは交替で朝市をまわりました。
*師崎漁港朝市
師崎漁港朝市 | 師崎商工会 (morozaki.jp)
味里
初日お邪魔しようと思っていた観光船・フェリー乗り場近くの「味里」さんに、この日は朝電話して開いていることが分かったので、帰る前に、お昼ご飯をしにお邪魔しました。
こちらはテラス席がペットOKで、大あさりや、イカ焼きなどが食べられるとネットで見ていたのでぜひお邪魔したいと思っていたお店。
お昼前にお邪魔すると、すでに結構な人が食事をしていました。(乗船前や乗船後のお客さんが多い印象でした。)
念願の海鮮と、私はビールに、どて煮。Yちゃんはライス。
美味しく頂き、大満足で帰路につきました。
*味里
味里 – 南知多町その他/魚介料理・海鮮料理 | 食べログ (tabelog.com)
愛犬にやさしいおススメ宿「商工社」
今回の旅でお世話になったのは、フェリー乗り場から歩いて5分ほどの「商工社」さん。
ペットと泊まれるお部屋がある、とのことで、「ペットと一緒に泊まれちゃう♪スタンダードな1泊2食付プラン☆」を予約しました。
小型犬に限るそうですが、ペットの料金はかからないという親切なプランで、お部屋は全室オーシャンビュー。
私たちは早めにチェックインして、お風呂に入り、海を見ながら食事までのーんびり過ごしました。
食事は隣の部屋に、Cくんも一緒に行き、お腹いっぱい海鮮を頂きました。
お刺身はもちろん、煮つけやフライ、デザートまで、品数いっぱい!
お腹がいっぱい過ぎて、部屋に戻って横になったらだいぶ寝てしまっていました・・・(Yちゃんごめんね)
宿の方もとても親切で、朝お風呂に入るか聞いてくださったり、Cくんの冷却グッズも冷やしてくださいました。
犬同伴は私たちだけかな、と思っていたのですが、チェックアウト時に他のご家族が、わんちゃんを連れてみえました。
館内で全くすれ違うこともなく、
とても静かだったので、逆に驚くほどでしたが、Cくんも安心して過ごせたんじゃないかなと思います。
またいつか機会があればお邪魔したいなと思います。
*商工社
施設案内・宿泊料金|知多半島師崎のふぐ活造りなど活魚料理が自慢の料理旅館・商工社 (shoukousha.com)
私(M)は愛知県出身なのですが、
県内の師崎をこうしてゆっくり回るのは初めてのことでした。
地元でも、まだまだ知らない素敵な場所が
いっぱいあるんだろうな、と
今回の旅を通じて感じました。
今はコロナ渦で海外などには行きにくいですし、
Cくんも連れてまた一緒に、
どこか近場へ家族旅行をしたいなと思います。
おしまい