愛犬と一緒に、のんびり温泉旅
岐阜県といえば「下呂温泉」が有名だと思いますが、
私たちがお邪魔したのは、
景勝地として有名な「恵那峡」がある恵那市内の温泉宿。
持病を抱えるCくんと一緒の旅行のため、
近場の温泉でゆっくりしよう、と夏の終わりに出かけました。
人ごみを離れ、愛犬とのんびりした休日を過ごしたい。
そんな方のお出かけの参考に少しでもなれば嬉しいです。
歴史ある温泉宿で、
家族水入らずの時間を過ごそう
風情ある庭園と、森の中の離れ部屋
この夏我が家のCくんは12歳になりました。
心臓に疾患を持つCくんが元気なうちに、家族で思い出をつくりたい。
そんな気持ちから獣医さんにも相談し、隣県・岐阜県への家族旅行を計画しました。
Cくんは海や船が好きなのですが、高齢のCくんには、残暑のなかの移動は危険。
今回お邪魔したのは、山の中にある温泉宿でした。
薬師の霊泉「恵那ラヂウム温泉館」というその宿は犬や猫を同伴できるプランがあり、
「離れ部屋」と書かれていたのが決め手の一つになりました。
チェックインの15時過ぎにお邪魔すると女将さんと思われる方に館内を案内頂きました。
とても風情がある庭園。
そして昭和にトリップしたかのような建物。
私たちはすっかり気に入ってしまいました。
普段忙しくしているので、意識的に休みたくなったらくるのにぴったりの場所だなと思いました。
ペット用の浴衣の貸出しサービス
女将さんはキャリーバッグから顔をのぞかせるCくんを見て
「かわいいね。大人しくてお利口さん」
と褒めてくれ、離れの部屋の鍵ととともに、ペット用の浴衣を貸してくれました。
人間とお揃いの柄、ということでした。部屋に入り、少し休憩してから、明るいうちにCくんに浴衣を着せてみました。
Cくんには少しサイズが大きかったようですが、かわいかったので、家族でも記念撮影。
(最後の方は無表情のCくんでした・・・笑)
もうやめてね。
830年前に見つかった温泉
温泉にはさすがにCくんは連れていけないのですが、Yちゃんとふたりで浴衣を持って食事前に出かけました。
「恵那ラヂウム温泉」は、建久三年二月(今から830年前!)に発見され、落ち武者が傷の治療に用いたことから、次第に人々に知られるようになったらしく、日本で七番目の由緒ある温泉なのだそうです。
そのラジウム泉は、神経痛、皮膚、貧血など様々なものに効用があり、日帰り温泉もできるようでした。(若返り、不老長寿によく効くとも書かれていました)温泉は二つあり交代制という話で、初日は大きな温泉の方へ。
こちらは100トンの木曽石を積み上げているという大浴場で自然の中で温泉に入っているかのような気分でした。
翌朝入ったもう一方の温泉は、小さめの浴場がふたつと洞窟風呂がありました。
ラジウム温泉は水蒸気となった成分を鼻から吸うと一層効果が高まるそうです。
初日に2回、翌朝1回と3回の入浴ができて、温泉好きな私は身体が温まり、大満足でした。
地元の食材を活かした美味しいお料理
夕食会場は、こちらも離れ風の個室。
Cくんも一緒に会場へ連れていくことができました。
お料理は、たっぷりの飛騨牛に鴨のカルパッチョ、子持ち鮎塩焼きや蕨などの山菜など、本当にお腹いっぱい美味しいお料理を頂きました。
(お誕生日の近いCくんにも、ほんの少しだけ飛騨牛を分けてあげたら一瞬で食べてました)
朝はゆっくりと寝て、8時半に朝食会場へ。
こちらへはCくんは同伴できませんでしたが、野菜のアヒージョや、ほうば味噌で頂くお豆腐、美味しい川魚など、地元の食材を使った美味しくてヘルシーな朝ごはんを楽しむことができました。
*宿泊先紹介サイト
[公式]岐阜県恵那ラヂウム温泉館 (radiumonsenkan.jp)
近隣スポット(恵那川上屋、えなてらす)
今回は宿でのんびりすることがメインだったので、道中に寄ったのは2か所だけでしたが、食いしん坊な私たちには嬉しい場所だったので簡単ですがご紹介します。
恵那川上屋(本社恵那峡店)
宿から歩いて20分弱の恵那川上屋さん。
「栗きんとん」で有名なお店です。
伺った時期はまだ栗が始まっておらずメニューは限られていましたが、美味しい「栗パフェ」を、犬同伴OKのテラスでチェックイン前に頂くことができました。
*恵那川上屋紹介
本社恵那峡店|店舗のご案内|栗菓子・洋菓子通販の恵那川上屋 (enakawakamiya.co.jp)
えなてらす
JR恵那駅を出たところにある「えなてらす」。
恵那市観光物産館だそうで、お土産がいっぱい並んでいます。
こちらも栗の季節であればもっと栗の商品があるのだと思いますが、私たちは「栗大福」に「ほうば寿司」、「恵那みそ」「こんにゃく」などをお土産に買って帰りました。
新鮮なお野菜や果物も隅にいっぱい置かれており、かなりお買い得だったので、もっといっぱい買いたかったのですが、鞄に入りきらないため、Yちゃんの好きな「桃」を選びました。
*えなてらす紹介
恵那市観光物産館「えなてらす」 | え~な恵那【岐阜県恵那市観光サイト】一般社団法人恵那市観光協会 (kankou-ena.jp)
私たちが泊まった離れのそばには川が流れていて、
窓を開けると、その川の周りに、
緑の木々が揺れていました。
よくみるとそれは「モミジ」でした。
秋が深まれば、この辺り一帯が紅葉になるのだと想像すると
その風景にとてもわくわくして、
滞在中に思わず紅葉シーズンの11月に再予約をしてしまいました。
「私たちの定宿にしたいね」というほど
Yちゃんも気に入ってくれたようなので、
Cくんの症状が落ち着いていたら、また紅葉の季節にお邪魔したいと思います。
そしてその時は、
私たちが好きな「栗」を、存分に楽しもうと思います。