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わたしたちの体験談

ふたり暮らしの生活費

2022.05.14

BY M-chang & Y-chang

ふたりのお財布事情

7年ほど前、遠距離だった私たちが同棲するにあたり、
Yちゃんは会社を辞め独立しました。
ある程度決まった月収での生活から、
フリーランスとしての生活に踏み切るのは、
勇気が要っただろうなと思います。
私たちは、お互いの年齢と(当時の)収入を考え、生活費の分担を決めました。

数年後、Yちゃんがファイナンシャルプランナー(FP)の勉強をして、
家計の見直しをしてくれたり、投資をはじめたり、
最近では、お仕事でプロとしてFPをされている方に相談して
未来のためにライフプランシミュレーション(生涯収支や貯蓄額予測など)をして頂きました。

お金については、人それぞれの考え方があると思うので、
どこまで参考になるか分かりませんが、私たちの生活費や、
生活における工夫等などをお伝えすることで、
これから同棲をはじめようと考えている方や、
すでに同棲をしている方で、
ほかのカップルの生活費や資産運用等が気になる方などに
お読みいただけたら嬉しいなと思います。

私たちの「ひと月の生活費」と、
お金に対する「共通した考え方」by M-chang

まず、私たちのひと月にかかる生活費をご紹介します。
ちょっと赤裸々過ぎて恥ずかしい部分もありますが、思い切ってお伝えしようと思います。

※私たちの場合、このなかで、家賃とC君の養育費全般については私(M)の担当。
食費や光熱費、ネット代などはYちゃんの担当。それ以外はそれぞれが出し合います。

家賃 16万 東京での生活時(賃貸2LDK)にかかっていたお金。
今は固定費のあまりかからないマンションを購入しました。
食費 3万+α
(5000円~10000円)
スーパーや八百屋さんで使うお金。
基本3万と決め、はみ出た分を出し合うことで節約します。
外食 2万 外食やパン屋さんなど、食費以外に二人で使うお金。
コロナ渦で外食は減っていますが、その分二人とも
大好きなパン屋さんに行く機会などが増えました。
水道光熱費 1.5万 なるべくコストが抑えられる会社をYちゃんが探し契約してくれました。
スマホ・ネット代 1.1万 二人とも格安SIM。
Yちゃんはahamo、私はUQモバイルです。
医療費(保険・検診含む) 4.8万 ふたりで脳ドック(2万円*1人分、1年に1回)、人間ドック(6万円/1人分、1年に1回)を受けるなど、保険だけでなく検診にもお金を使っているため高めです。
Cくんにかかるお金 3.4万 今年12歳になるCくんは持病を持っていることもありペット保険や治療費が高額になってきています。
交際費・娯楽費 6万 平均的なカップルの支出が4万(※)とのことなのでちょっぴり高めです。またこの表には入れていませんが、旅行や帰省等に年間50万ほど見込んでいます。
その他/衣類・日用品 6万 世の中の平均的な支出(※)のようです。
Total 43.8万(+0.5万~1万) こちらは別で貯金・投資をふたりともしています。

※総務省統計局「家計調査2020年次世帯人数別」より

愛知から東京に引っ越すときに持家を売却し、東京では賃貸マンションで暮らしていました。
家賃についてはその時のお金です。(この時はかなり都心に住んでいたため、家賃が高めかもしれません)

当時の家の間取りはこんな感じです。すごく広い訳ではないので、私たち的には家賃は割高でした。

総務省統計局の家計調査に比べて、私たちは支出が多い方なのですが(調査では31.5万/月となっていました)、二人とも働いているときは、これくらい使っても将来的に大丈夫な想定で使っています。
※その代わりどちらかがリタイアしたり、病気などで働けなくなった場合は、見直す計画です。

私たちふたりに共通するお金の考え方は、

“絞れるところはしっかり絞って、
使うところにはしっかり使う”

ということ。

お金の価値観が合っているので、
お金のことでぶつかったことはありません。

例えば、今はコロナで行けませんが、海外旅行には年に2回ほどふたりで出かけたり、家具など自分たちの好きなものにはしっかりお金を使います。

私(M)がアラフィフなこともあるし、Yちゃんも一度手術・入院をしたことがあるので人間ドックや脳ドッグなどの検診もしっかり受けるようにしています。

また今年12歳になるC君は持病を持っており、できるだけの医療を、と考えているのでそちらも年々支出は高くなってきています。

そして、ふたりとも親孝行はできるだけしたいと考えているので、お互いの実家のリフォーム代など、その時々で特別な支出が出る年もあります。

Yちゃん
お金のことって大事なことだけど、結構話しづらさはあるよね。
Mちゃん
そうだね。
でも、ここの価値観があんまり合わないと大変だから、お互いの考えをしっかり伝えられたらいいね。

私たちなりの「生活の工夫」

生活費の表の中にも少し書いているのですが、
私たちが支出を抑えるために、意識していることを少しだけご紹介したいと思います。

固定費はなるべく安いところで。

私たちの場合、自宅はYちゃんの事務所を兼ねることもあり、私もリモートワークが多く、仕事部屋がどうしても必要です。
そのため最低でも2LDKの部屋が必要です。
またCくんと一緒なので「ペット可マンション」であることも必須です。
アクセスや環境面も踏まえ、見つけたのが16万の部屋でした。

2LDKだと仕事部屋は一緒なので、どちらかが会議の時は、どちらかが部屋をうつる必要がありました。

愛知などの地方よりはどうしても家賃が高くなってしまうので、その他の固定費はYちゃんが色々調べてくれました。

例えば光熱費通信費はなるべく予算を抑えられる会社と契約。

二人とも自宅で仕事をする事情から、光熱費はどうしても人より多くかかってしまうため、とても助かりました。

車は、本当に必要になるまで持たない。

以前愛知で暮らしていた時は、私たちは車を持っていました。
二人でお金を出し合って購入した「ポロ」。
大好きな車でしたが、東京移住にあたり手放すことに。

自分達の車が好きすぎて、名前をつけて呼んでいました。

今愛知に戻ってきて、持家であるマンションには駐車場がついているのですが、自宅からスーパーも近く、東京ほどではないけれど、様々な公共交通機関が使えるので、ないと絶対困る訳でもない。

今後起こるライフイベントで必要になったときには、即購入する計画を立てていますが、それまでは購入を控えることに決めました。(Yちゃんはモノを選ぶのが大好きなので、車もいくつか候補が既にあって、道でみかけると反応しています笑)

外食以外の食費は3万、と決めてみる。

意識しないと、どんどん使ってしまうのがスーパーでのお買い物。
以前私が一人暮らしをしていた時は、まさにそんな感じでした。
でもYちゃんと暮らし始めたのをきっかけに共通のお財布をつくり、月初にYちゃんがそこへ「3万」を入れて、そのお金でなるべく生活できるようお買い物していました。(東京にいたときは、近所に大きな八百屋さんがあって、いいお野菜がとても安価に購入できたりして助かっていました)

ただ、決してギリギリで生活するという目的ではないので、足らなくなったら、必要分をお互いが折半して出し合いました。イベントがある月などは、かなりオーバーすることもありましたが笑、節約意識にはつながったかなと思います。

Yちゃん
私たちの共通のお財布、結構ださいのですが、「新しく買うのなんかもったいないよねー」とか言いながらもう何年もその財布を使い続けています。
買い替えたすぎる!

ふるさと納税は、生活必需品:贅沢品=9:1

私たちが活用する「ふるさと納税」は、生活必需品がメイン。
というか殆ど。

ふるさと納税を活用しはじめた当初は、各地の美味しいものをお取り寄せする感じが楽しくもありましたが、今では生活に必要な返礼品を選ぶようになりました。

年間を通じ、お米、お肉、トイレットペーパー、Cくんのトイレシートまで様々な生活必需品を「ふるさと納税の返礼品」でお世話になっています。

Yちゃんが九州出身で九州大好きなので、ふるさと納税も九州のものばかりを選んでいるような気がします。

そして、毎年少しだけ私たち自身へのご褒美となる贅沢品と、Yちゃんと私の実家へのお歳暮なども「ふるさと納税」を活用しています。(Yちゃん母も、うちの母も、楽しく選んでくれています)

ポイントや割引を上手に使う。

ちょっぴり恥ずかしい話なのですが、私はスーパーや薬局の割引、特売日をチェックして、その日になるべく(まとまった、かつ必要な)お買い物をするようにしています。

これをはじめたのはまだ最近で、まとまった買い物をした時の5%Offとかって、結構大きいんだとこの歳になってようやく気付き、お楽しみ感覚でチェックしてお得感を楽しんでいます。

Yちゃんは、ポイントを貯めて使うのがとても上手なので「ポイ活」したポイントで、私におやつを買ってくれたりします。
Yちゃん、いつもありがとう!

Yちゃん
ネットショッピングはなるべく購入先をしぼり、ポイントが貯まりやすいようにしています。
また、ポイントがたくさんつく日などを選んで買い物するようにしています。

収入と支出をアプリで管理する。

数年前に、友だちが教えてくれた家計簿アプリ「マネーフォワード ME」。
私はこれを知ってから劇的に家計改善ができるようになりました。

Yちゃんもこれを使っていますが、私はプレミアムサービスに加入して、家計改善だけでなく、ほぼ全ての金融機関と連携して資産管理もしています。
お金は少しかかりますが(月額500円)、手間と時間をかけずに、最新の資産状況が把握できるし、1年以上前の家計簿との比較もできたりします。

プレミアムサービスに入らなくても、毎月自分が何にどれだけ使っているかが可視化されるので、とても節約意識につながるのでおススメです。

\ アプリについて /

Yちゃん
わたしは無料版を使用していますが、だいたいこれでも大丈夫です!

なるべくキャッシュレスで支払う。

クレジットカード、電子マネーなどを使うことをできる限り徹底して、支払いはなるべく現金を使わないようにしています。

理由としては、使用したお金をアプリで把握しやすくする、ということと、クレジットカードや電子マネーを使用すると現金ではもらえないポイントをもらえるから、です。

Yちゃん
人によって、買い物する場所や生活スタイルが違うと思いますが、自分に合ったクレジットカードをつくることはとっても大事なのではと思い、何年かに1度はこのカードでいいのか見直し、自分に合わなくなると作り替えるようにしています。

自分が好きなお店の株を持ってみる。

自分がよくいく大好きなお店の株を購入して、そのお店(会社)の株主優待でそのお店の商品を楽しんでいます。よく使っているお店(会社)の経営が安定していて、株主優待と配当の利回りが納得できるものであるならば、購入してみるのもいいかなというのが私たちの考えです。(※おすすめしている訳ではありません。)

株はリスクがあるので、よくよくよくよく調べる必要がありますが、自分が好きなお店を応援するという意味でも、株を持つことはちょっと楽しかったりします。

損することも全然あるので、生活がかつかつなのに株を購入する、というのは私たちはお勧めしません。

相談ルールを設ける

私たちには、2人で決めた金額以上のものを買う時は、相手に相談&なぜ必要なのかプレゼンをする、というルールがあります。

特にYちゃんはよく無駄遣いをしていたので、このルールを導入してから、本当に必要なものなのか吟味する癖がついたのではないかなと思っています。

Yちゃん
相談とプレゼンがめんどうなので、物欲がかなり減りました。
プレゼンでは結構詰められるので。w
私にとっては無駄遣いのかなりの抑止力になりました。

私たちの資産の持ち方についての考え方
by Y-chang

もともと現金での貯金のほかには、NISAidecoはやっていましたが、最近FPさんにご相談させていただく機会が何度かあり、お話を伺うなかで貯金だけ(現金だけ)で資産を持つことはもったいないのかな?と思い、積立の投資信託も始めました。

生活防衛費が無い状態での投資はおすすめしませんが、余裕資金があれば、投資信託や株などでの資産を持つのもいいのかなというのが私たちの考えです。(私たちは小心者なので、リスクが高くリターンが大きいものは選ばないようにしています。大きく儲けをつくりたい、というよりも、1つの資産にかたよっていることからのリスクヘッジをしたいという考えで、現金、投資信託、株などなどに分散して資産を持つようにしています。)

また銀行の金利はかなり低い(※2022.05.14現在、メガバンクの定期預金の金利は0.002%くらい)ですが、いくつかのネットバンクの金利は0.2%(0.22%)くらいのところもあります。長い間使う予定のないお金は、このような、他と比べると金利の高い銀行に預けるようにしています。

※ご注意頂きたいこと※

まずはNISAとidecoをやってみるのがよいとは思いますが、
例えば、idecoであれば60歳までは資産を引き出せない、など、デメリットがあるため、それぞれのメリット、デメリットは始める前に絶対にしっかり把握して、自分に合った方法かどうか確認してくださいね。

最近、お金や資産運用にまつわる本など、色々出版されていますが、鵜呑みにするのではなく、自分に合った方法だけを取り入れる取捨選択が必要です。

自分に合った資産の運用方法、お金の貯め方が全然わからない、お手上げだ、という方は、1度プロの方にお話しを伺うのがいいのかなと思います。

それぞれの家庭によって、家族構成や、どのような将来を考えているかで事情は全然違うので、ご自身にあった方法を見つけられるといいですね。

そして、一度決めた資産の持ち方も、ご自身のライフステージによって、こまめに見直すことも必要なようです!

Mちゃん
私たちも、時々見直すことを忘れないようにしないとね。

※FPさんからは、1年に1回見直す、くらいでいいのではないかと言われました。ただ、こちらもその時の経済状況にもよってはもっとマメに見直したほうがいいかなと私たちは考えています。

おすすめ

私はフリーランスで、一般常識も全然なかったので、いつか、無知が原因で何か失敗してしまいそうで不安な気持ちがあり、FPの資格の勉強をしました。

資格を仕事で使うつもりはなかったのですが、勉強する内容は実生活に紐づいているため結構おもしろくて、
お金のことに関して自分自身で少しだけ考えることができるようになったり、人の話しを聞いて、自分はこうしたほうがいいのではないか、というような判断をできるようになったと思います。

そんなに難しい資格でもないので、お金のことについて苦手意識をなくしたい場合は、勉強してみることをおすすめです!

Mちゃん
Mちゃんも勉強してみたら?って言われています。

もともと私(M)はお金に結構無頓着な性格だったのですが、
Yちゃんと暮らすなかで、意識が高まった気がします。

 

Yちゃんも昔はかなり貯蓄が下手で、
先取貯金をすればお金は貯まると信じ、
お給与を貰ったら、すぐに5万円を貯金し、
月の後半になると6万円を下ろすという謎の儀式をしていたそうですw

 

ふたりで暮らすことは、一人暮らしよりもお金の節約になるのはもちろんなのですが、
一緒にお金について考えたり、工夫して暮らす、という楽しみもあるなと今は感じるようになりました。
また旅行や家具など、一緒に楽しめるモノやコトにお金を使える楽しさもあると思います。

 

私たちは最近、冒頭にお話ししたFPさんへ相談し、
ライフプランシミュレーションをした結果、
お互いの財産すべてを同じお財布にしていこうと決めました。

 

法的に一緒にするのは残念ながらできないのが現状ですが、
二人のなかでの取り決めを見直し、
今はお小遣い制で生活をしています。
また、将来に備えた相続対策もとることにしました。
こちらについては、また追ってお話しできればと思います。

 

楽しく、無理せず、健康的に、生活できるようになれたらいいですね!

C君
お金についての考え方は人それぞれ。
カップルの数だけ色々な工夫があるんだろうね。
他のカップルさんのことも知りたいなー。

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