MENU

わたしたちの体験談

covid-19 療養生活

2022.08.06

BY M-chang & Y-chang

第七波で、ふたりとも罹患

2019年9月に初めて報告され、パンデミックを引き起こした新型コロナウィルス。

国内でも第七波に入り感染が急拡大するなか、遂に私たちはふたりとも罹患してしまいました。

今回は私たちの療養生活や、事前に用意しておいてよかったものなどをご紹介したいと思います。

※感染対策をしていても、罹ってしまう可能性があるかと思いますので、
万一の時のために、参考になるか分かりませんが情報発信させて頂きます。
また、症状についても個人差があるかと思います。

*各都道府県が公表している、相談・医療に関する情報や受診・相談センター
新型コロナウイルスに関する相談・医療の情報や受診・相談センターの連絡先

発症~療養に至るまで

感染対策に気を遣ってきた私たちでしたが、遂に7月のおわりにコロナ陽性となってしまいました。

陽性判定される前日に39度4分の熱が出て、強い倦怠感を覚えた私は仕事を休み、一日寝ていました。
後ほどご紹介できればと思いますが、常日頃から備えている薬などを飲み、熱が一時的に下がったので、安心したのも束の間、翌朝起きてみるとまた熱が出ており、頭痛や、滅多にない吐き気までありました。
倦怠感もやはり酷く、これはおかしいと思い、公共交通機関を利用せずに行ける近所の発熱外来へ電話をかけました。二件電話した中で、一つの病院は20時前であれば診られるとのことだったので、すぐに予約をしました。

夜訪ねてみると、病院の外に、発熱外来用のドームテントみたいなものが立っておりその中に先生と看護師さんがいました。発熱外来専用の受付で保険証を渡し、テントの外で待っていると、名前を呼ばれ、診察と「抗原検査」をしてくださいました。

そして約10分後に「陽性」と告げられました。

熱と倦怠感でふらふらだったので、先生・看護師さんや受付の方、薬剤師の方の優しさが本当に身に沁みました。


*****

濃厚接触者となったYちゃんも翌朝、倦怠感、喉の痛み・熱などが出てしまい、すぐに昨日私が診てもらった病院へ電話しました。
が、あいにく終日予約でいっぱいになっており、別の病院に連絡したところ、たまたま運よくすぐに検査をしてもらえることになりました。

その病院は「PCR検査」だったので、結果が出るのは翌朝とのことでしたが、翌朝の連絡はやはり「陽性」でした。

こうしてふたり揃っての療養生活がはじまりました。

※発熱外来は沢山の患者さんがいましたが、予約制だったのでほぼ待たされることはありませんでした。
今は、予約自体いっぱいで取れない地域も多いようですね。病院もかなりバタバタされていて、本当に医療従事者の方には頭の下がる思いです。

Yちゃん
私の場合、病院までは自転車で伺いました。体調が悪くぜいぜいいいながらでとてもきつかったです。
PCRは唾液を取るタイプのもので、病院に着いた時にはのどがカラカラだったので、すごく時間がかかりました
症状についてですが、私の症状も、最初に喉の強い痛みと倦怠感、熱はその後に出てきました。
そして、熱は7日間ほど、37度〜39度5分くらいまでをいったりきたり。
私たちはお互い3回のワクチンを接種済みでしたが、喉の痛みなどかなり激しく、よく風邪のような症状と言われますが、個人的な体感としては、風邪よりもかなりしんどかったように思います。

厚労省や自治体からの連絡

「陽性」と分かってからは、厚労省からショートメッセージが早めに来て、療養中のことが分かるリンクもそこに貼られていました。
(療養解除についてなど)

また接触確認アプリ「COCOA」への陽性者登録も書かれていたので入力をしました。

▲COCOAの陽性登録の画面

自治体の保健センターからは少し時間がかかりましたが、同じように療養生活に必要な情報が分かるウェブサイトの紹介や自分の療養期間が分かる「SMS受信者チェックフォーム」、健康管理機能や療養証明書が発行される「HER-SYS」のリンクやIDも届きました。

▲自治体の保健センターからのショートメッセージ
▲My HER-SYSの登録画面



不思議だったのは、私にはこのSMSだけで、電話はないと書かれていたのですが、Yちゃんには保健センターから電話がかかってきたことでした。
(ランダムなのでしょうか、それとも検査方法によって違うのでしょうか、不明です)

※区や市からの連絡などは自治体により変わるかと思います。もし不安な時はお住いの地域の「保健センター」へ連絡をしてみてくださいね。

Yちゃん
自分がコロナにかかった時のシミュレーション、どの病院に行って誰に連絡をしなければいけないか、などは事前にイメージできていたら安心だろうなと思いした。
私はかかりつけ医もないですし、住んでいる地域のことにも詳しくないため、しんどい時に病院を調べなければいけなかったのは大変でした。

療養生活(用意しておくとよいもの、使えるサービス)

私たちが事前に用意しておいてよかったものや使ったサービスなどを下記にご紹介します。
あくまで私たちの場合ですが、何かの参考になると嬉しいです。

事前に用意しておいてよかったもの

  • アイスノン
    Yちゃんが夏の夜はいつも使用するため、我が家には3つのアイスノンがありました。
    二人とも高熱の時は4つあればもっと楽だなとも思いましたが、多めに持っていてよかったなと思いました。
  • 大き目の保冷剤
    アイスノン代わりに、足らない時に使用していました。
  • 冷えピタ
    二人とも高熱が出てしまったので、冷えピタにはとてもとてもお世話になりました。
  • ポカリスエット
    アクエリアスは店頭にもあるのですが、ポカリスエットは 品切れになっていることが多かったので、万一の時のため購入できるときに買っておくのがおススメです。
  • ゼリー飲料
    高熱が出ると食欲が湧かなくなりますし、咽頭痛で食事がしずらい時のためにも、ヴィダーインゼリーなどのゼリー飲料があると安心だと思います。
  • ラリンゴール(うがい薬)
    毎日のうがいで使用しているものですが、咽頭痛の時にも活躍してくれました。
  • 喉スプレー
    喉の痛み対策として常備しておくのがおススメです。
    (Yちゃんは嫌いなようで使用しませんが)
  • のど飴やトローチ
    のど飴とトローチにはかなり助けられました。
  • 解熱剤
    特にどの薬がよい、などはないですが私たちは常時用意するようにしています。
  • トイレットペーパーやティッシュペーパー
    私たちのようにふたりとも陽性になった場合、買い物へ一切いけません。
    陽性になってもネットスーパーの利用はできますが、ティッシュなどは普段よりもかなり沢山使用するため少し多めに用意しておけると安心かと思います。
  • 数日分の食料品
    レトルトのカレーなど簡単に食べられるものが数日分あると安心かと思います。
    私たちは無印のカレーや冷や汁などを用意していました。
Yちゃん
途中高熱が出た時、ベッドから起き上がるのも大変でした。
家の中の移動も最低限で済むよう、ベッドの周りに、水筒やティッシュ、ゴミ箱、タオル、のど飴を準備し、眠ること(休むこと)に集中できるような環境をつくっていました。
とにかくずっと喉が痛かったので、トローチものど飴も途中でamazonで追加で購入したりしました。
普段から1週間分くらいの食べ物など準備していましたが、準備していたらテンションがあがるようなものが全然無くて、その点は反省点です。
コロナとは関係ないと思いますが、療養中にとにかく甘いものが食べたくなり、普段家に買い置きしているものが全然なかったので困りました。

利用したサービス

  • amazonなどのネットショップ
    上記でご紹介した事前に用意したものの中で不足したものを「置き配」で注文しました。
    冷えピタの冷凍庫で冷やすストロング、のど飴、トローチなどを追加購入しました。
  • Uber Eats
    備蓄の食材で食べることが殆どでしたが、野菜がいっぱい食べたくなって「サブウェイ」や、ジャンクなものが食べたくて「KFC」を注文したりしました。
  • 配食サービス
    途中から自治体の配食サービスにお世話になりました。毎日午後に電話が来て、その日の夜ご飯(お弁当)と、翌日の朝ご飯、昼ご飯までを玄関の前に届けてくれます。
    野菜も摂れますしとてもありがたかったです。
    ※自治体により内容が変わると思いますので、ご注意ください。
配食サービスで毎日届いていた1日分の食事(2人分)
お弁当は毎回野菜のおかずがたくさん入っていました。
Yちゃん
上記サービスにとてもお世話になったので、『置き配』で買い物しやすい地域にお住まいでない場合は、ある程度の備蓄がないと厳しそうだなと身をもって感じました。
また、配食サービスについての補足ですが、私は色々食物アレルギーがあり、事前にアレルギーがあることを申請すると、きちんと配慮されたお弁当を届けてくださいました。
住んでいる地域によってここまで配慮してもらえるかは変わってくるかと思いますが。

療養生活半分くらいが過ぎた今、
私の熱はようやく下がってきましたが(夜になると上がったりしますが)、
Yちゃんは今も熱が下がりません(38度台が続いています)。

またふたりとも咳の症状がどんどん酷くなってきています。

でももっと大変な思いをされているのは、
間違いなく医療従事者の方々だと思います。
この場をお借りして、心から御礼を申し上げたいと思います。

またLBTQs向けアプリにふたりで罹患したことを呟いたら多くの方からメッセージを頂き、
なかにはご近所の方から「何かあれば持っていきますよ」という温かいDMまで頂き、
ありがたい気持ちでいっぱいでした。

そして、私たちのそばで、静かにずっと寄り添ってくれているCくんにも心から感謝を。

「ありがとね。治ったらいっぱいお散歩行こうね」。

※この記事は2022年8月頭に書きました。体調等はその当時のものです。
おかげさまで現在はふたりとも順調に回復してきています。

Cくん
2人とも元気になってきてよかったわん!

わたしたちの体験談 の一覧へ