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わたしたちの体験談

同性パートナーとの結婚指輪購入レポート

2022.06.05

BY M-chang & Y-chang

どきどきした私たちの結婚指輪選び

私たちが結婚指輪を作ったのは2020年6月のこと。
お付き合い7年目が始まる少し前のことでした。

婚約指輪は以前購入していたのですが、正式に、
というか、ふたりで生きていく覚悟を確かめあってのことでした。

でも婚約指輪と違って、結婚指輪は結構迷ったり、
どきどきすることが多かったのも事実。

今回はそんな私たちの結婚指輪購入レポートをご紹介します。

結婚指輪のことを考えてみえる
カップルの方の参考に少しでもなると嬉しいです。

結婚指輪を買おうと決めたきっかけ

2020年夏。お付き合い7年目が始まろうとする時でした。

冬にYちゃんがある病気で手術・入院をした時に、同性パートナーであることを病院に理解頂くのに少しの勇気と時間を要したこともあり、備えが必要だと感じたことがきっかけの一つでした。

Mちゃん
Yちゃんの入院手術にあたり、『万が一何かあった時どうするのか』をリアルに考えるきっかけになりました。
入院・手術の時に起こったこと、感じたこともいつか書けたらと思います。


何より私たち自身、一緒に生きていく意思と覚悟を互いに確認しあえていたので、以前から相談していた「公正証書」を作ることにしました。

「公正証書」のことは長くなるので、また追ってお伝えできればと思うのですが、私たちにとってそれは、法的には結婚できなくても、「ふうふ」になる、という一つの節目でした。

そして「公正証書」と一緒に準備をはじめたのが「結婚指輪」でした。

とはいえ、私たちにとっては初めての経験。それに同性カップルだし大丈夫かな、、、。

実は最初、私はかなりどきどきしていました。

選ぶことについて

お店の選び方について

私たちは普段二人ともあまりアクセサリーを身に着ける方ではないため、お店選びから難航しました。

色んなブランドの指輪をWebサイトで見て、気になるところのカタログを取り寄せようとしたのですが、ちょうど新型コロナウィルスが蔓延し、最初の緊急事態宣言発令の真っ只中。
お店が休業するだけでなく、カタログ自体入手困難で、メルカリで手配したりもしました。(宣言が明けてから、無事にお店から新しいカタログを送って頂きました)

それを見ながら二人でいろいろ話し合いましたが、これ、といった決め手がなく、ブライダル業界で働いていた経験がありアクセサリーに詳しいYちゃんの妹に相談することにしました。

Yちゃん
妹が色々真剣に考えてくれたのが嬉しかったです。

Yちゃんの妹はすぐに私たちに合いそうなブランドをセレクトしてくれ、「カルティエ」「ハリーウィンストン」「タサキ」「ミキモト」などのブランドを教えてくれました。

Yちゃん
色々、似合いそうなブランドを挙げてもらったのですが、妹いわく、私には「ティファニー」は似合わないだろうとのことでした。なんで!笑

今考えれば、購入するお店を選ぶ時に、LGBTQを支援しているような企業を探して、
そんなブランドも候補に入れればよかったなと思います。

Yちゃん
何か物を購入する時、その企業に共感できるようなところがあると嬉しいですよね。
と最近考えるようになりました。

金額感について

金額感についても、どれくらいがよいか助言を貰ったところ、

当時の妹とのやりとり。100万までならだいたいタダ、だそうです!豪快な妹、好き。

「好きなの買って働こう!100万までならだいたいタダよ!」という持論を展開され、少しびっくりしましたが、それくらいの予算は覚悟するものなんだ、と、ど素人ふたりで真に受けてしまいました笑。(結局全然そんな高価なお買い物にはなりませんでしたが)

Mちゃん
妹ちゃんに言われたら高い壺とかも買っちゃいそうな私たち。笑

指輪購入時の注意点について

結婚指輪を購入する時に注意するように言われたことは以下のようなことでした。

  • 一生物だから金額は気にしなくってOK。
  • いいなと思っても自分の指に合わせてみたらすごい似合わない場合もある。しっかり試着する。
  • 嫌だなーと思うような接客をする人からは絶対買わない。お店の人とのフィーリングもとっても大事。
  • アフターケアもしっかりしてもらえるかも大切。

私たちが決めたお店について


素敵なブランドがたくさんありとても迷いましたが、教えて貰ったブランドの中で、私たちが決めたのは「MIKIMOTO」でした。

ミキモト真珠島のある三重県鳥羽市は、お仕事でお世話になった伊勢に近く、ふたりで撮影のためお邪魔したこともあるご縁のある場所でした。

「MIKIMOTO」のとても分厚いカタログには、懐かしい鳥羽の海の写真が全面に載っているページがあり、東京で暮らしている私にとっては、故郷を思うような気持ちにもなりました。

当時のカタログ。このカタログの写真は私たちにとってお店を選ぶ時の重要なポイントになりました。


今の「MIKIMOTO」のカタログは当時のものとは異なっており、そのページがないようなのですが、それもまたご縁だったのかもしれません

お店で接客された経験について

結婚記念日はお付き合いがはじまった「7月7日」にしようと決めていたこともあり、緊急事態宣言が明けたらすぐにお店に行けるよう、急いで「MIKIMOTO」へ来店予約を入れました。

来店時、嫌な思いをすることは避けたかったので、Yちゃんが事前に予約フォームから
“「同性パートナー」と伺います”
と伝えてくれました。

そして緊急事態宣言が明け、お店が空いてからすぐに、銀座のMIKIMOTO本店にお邪魔しました。(記念日に間に合うかどうか、かなりドキドキしていたので、宣言が明けた営業日初日に駆け込みました)

Mちゃん
そんなお店に入ったことのなかった私たち、ものすごく挙動不審だったことでしょう。


高級感溢れるその建物に到着し、一階にいた方に、どきどきしながら名前を告げると、二階のフロアにエレベーターで案内してくれました。

通された席でそわそわとした気持ちで待っていると、担当者の女性が現れました。
その女性は私たちを見て驚く様子など全くなく、とても自然に、そして親切に色々な指輪を見せてくれて説明をしてくれました。(それはお店に到着してから、帰るまでに会ったお店の方全員に言えることで、嫌な思いをすることは一切なく、感動を覚えるほどでした)

Yちゃん
私たちを担当してくださった方は、本当にいい人だったので、よかったなーと思います。


ある程度どの指輪にするか決めてはいたものの、その担当者の方の案内で、実際に試着して、最終的に決められて本当によかったと思います。

私たちはその場でオーダーし、納期も何とか記念日に間に合うことが分かりほっとしました。

指輪を受け取りに行った日のこと

出来上がったリング。シンプルで長く気に入ってつけられるデザインのものを選びました。


指輪を受け取りに行った日は、その方が記念撮影をしてくれて、いつでも最寄りの店舗に来て、クリーニングを受けてくださいね、と言ってくださいました。

自分で持っていたカメラでも写真を撮って頂きました。

撮ってくださった写真は、プリントしてくださいます。思い出になるのでとってもいいですね。

また、1年以内であればサイズ直しも一回に限り無料です、と言って、「リングサイズ直しサービスカード」も受け取りました。季節によって指のむくみなどが変わるそうで、気兼ねなく直してくださいね、とのことでした。

Yちゃん
私たちが指輪を購入しに行った日が5/26、受け取りに伺ったのが6/13だったのですが、たまたま購入時に在庫があったため受け取りまでとてもスムーズでした。
妹いわく、指輪の受け取りまで1ヶ月以上かることも全然あるよ、とのことでした。
何か予定があって、それまでに指輪を準備したい、という気持ちがある場合は、時間に余裕を持って準備できればいいですね。



諸々のサービスは、私たちが指輪を作った当時のものです。変更されている可能性もありますのでご注意ください。


こうして私たちは、無事2020年7月7日に、当時の住居から徒歩圏内だったホテル雅叙園東京の一角でふたりで指輪の交換をし、それをつけて、目黒公正役場へ公正証書の手続きに向かいました。

指輪を作ってからこの夏で2年。

ふたりでお出かけするときや、大切な記念日はもちろん、

実家に帰ったり、出張に出かけたりする時にも

大切に指輪をつけて暮らしています。

 

 

私の会社は同性パートナーを「家族」として認めており、

20207月に私はYちゃんのことを申請したので、

会社にさりげなくつけていく日も。

 

 

最近はそろそろアフターケアの指輪のクリーニングに行こう、と

ふたりで話しています。

 

 

*私たちは緊急事態宣言の影響もあり、

試着したのは「MIKIMOTO」だけでした。

とってもフィーリングが合ったので本当によかったと思いますが、

これから決める方は、色んなブランドをゆっくり検討するのも

よさそうですね。

 

 

 

おしまい

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