#004 MK

幼稚園の頃。好きな女の子の隣の席に座りたいと思っていました。

カミングアウトする前、親や親族に「（男性と）いつ結婚するんだ？早く孫の顔見せてくれ。」と言われる度に申し訳ない気持ちになりました。

カミングアウトしている。

母、父、兄弟・姉妹、親戚、友だち、職場・仕事関係者

大学時代の友人

大学時代の友人には大学1年生の頃、兄弟には20代の頃、両親には30代前半でカミングアウトしました。

大学時代の友人には、自分の恋愛話を聞いてもらうためにカミングアウトしました。

両親には、初めはカミングアウトするつもりはありませんでしたが、私が結婚や孫のプレッシャーに悩んでいる時に、今のパートナーが両親へのカミングアウトを提案、応援してくれたことがきっかけでした。

兄弟には何となくカミングアウトしました。笑

大学時代、友人（1人）に居酒屋でカミングアウトしました。

「話したいことがあるけど、酔っぱらってからじゃないと話せない」と前置きして、

友人「そろそろ話す気になった？」

私「まだ話せない、もうちょっと後で」

なんてやり取りをした後、だいぶお酒が入った時に「実はね…」とカミングアウトしました。

友人はだいぶ焦らされて聞かされたからか、「なんだそんなことか」と拍子抜けした様子でした。

カミングアウトをする相手は慎重に選びました。

カミングアウトした相手には、他の人には自分から話したいから、周りの人には言わないでほしい旨、はっきりと伝えていました。

母にカミングアウトした時が心に残っています。場所は新橋の居酒屋でした。

初めて伝えた時は、悲しい顔で俯いて、頭を抱えていました。

「お母さん、それお父さんには話せんわぁ…」と呟いていました。

私のことを否定することはありませんでしたが、突然の話に動揺して、“普通”ではない生き方を心配してくれたんだと思います。

パートナーのことも心配していました。

「KT（パートナーの名前）は男の人ともお付き合いできるんでしょ？本当にええんか？」と言いました。その日はずっと、眉をひそめていました。

ひどく困惑させてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

帰省した時にパートナーと家族と友人と、みんなで楽しく過ごせるようになりました。友人とは普通に恋愛話できるようになりました。

兄「あんたが幸せやったらいいんやない。」

父「子の幸せが親の幸せやで。」

母「（KTを父の友人に紹介する時）娘の大切な人です。」

特になし

傷付いた「言葉」ではないですが、カミングアウトして母の表情が曇った時、悲しい気持ちになりました。

パートナーが家族の一員となりました。

帰省した時の家族や親族との関わりが、以前よりも親しく、楽しくなりました。

両親へのカミングアウトの背中を押してくれたパートナーには、心から感謝しています。 あとは、結婚や孫のプレッシャーから解放され、肩の荷が下りた感じです。

もちろん、身を守るには「カミングアウトをしない」選択も大切です。

職場には一部の人しか話していないので、できれば皆にカミングアウトしたいと思っていますが、タイミングが掴めず実現できていない状況です。